バスケにおけるピックアンドロールの守り方 ”スイッチ”【日本代表戦より】

戦術分解
MASATO
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今回は、ピックアンドロールの守り方について、日本代表戦などを参考に考察していきたいと思います。 今回は”スイッチ”について取り上げます。

本記事は、どういった守り方があるのかについて知りたい方、”スイッチ”について知りたいという方に向けての内容になります。

スイッチにおいて必要なスキル、どのような効果があるのか、おすすめのチームについて考察します。

”スイッチ”に必要なもの

ピックアンドロール中に必要なものは、下記の4つと考えています。

  • コミュニケーション
  • タイミング
  • ハンズアップ
  • スイッチギリギリまでのプレッシャー
Switch
MASATO
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タイミングはスイッチにおいて非常に重要です。「どのタイミングでスイッチをするか」ここをチームではブラッシュアップする必要があります


タイミングについては、チームによっていろいろありますが、スクリーナーが「スイッチ!」といったタイミングなのか、もしくはハンドラーが「スイッチ!」というのか

ここは、強調したいのですが、スイッチをするギリギリまでプレッシャーをかけ続ける。これをやれるディフェンダーはそう多くない印象です。これがやれるかやれないか、小さいようで大きな差です

また、ハンズアップは僕はドライブの抑止力のためだと考えます。スイッチ時に簡単に割って入れるスペースがると思わせると、突破される可能性もあります。

万が一でも、ペイントエリアに入らせない、これが僕としては非常に重要です。

スイッチによる効果

  • ハンドラーへのプレッシャーをかける時間を長く
  • ボールを奪い取れる可能性

Small-bigでのスクリーンプレーになると、ハンドラーをしている選手にとっては周りを見る時間ができ、どこにギャップを探しいい判断をされてしまいます。


スイッチができると、ハンドラーにプレッシャーをすぐスイッチした選手がかけれるため、プレッシャーをかけ続けることができます

スイッチは、ハンドラーからボールを奪い取るチャンスになります。

ただマッチアップをし続けるだけでなく、このスイッチした瞬間に一気にボールへ手を出し、体を寄せることができます。

ピックアンドロールで、相手にアドバンテージを取らせないだけでなく、奪うことができる守り方の一つです。

ガードディフェンダーはスイッチ後どうする?

ここは、議論が分かれるところですね

スイッチをした後、ガードディフェンダーがスクリーナーに対してどのように対応するか

  1. スクリーナのフロントに入りながスイッチ
  2. スクリーナーの後ろに入りながらスイッチ

フロントを取ればダイブへのパスを防げる可能性があります。また、ガードディフェンダーはギリギリまでハンドラーにプレッシャーをかけることもできそうです。

スクリーナーの後ろに入れば、スクリーナーのダイブを優先的に防げます。ハンドラーへのプレッシャーは早めに止める必要がありますが、ペイントエリアへのダイブは防ぐことができそうです

他にも、いろんな考え方があると思うので、是非共有してほしいです!

スイッチがおすすめなチーム

Switch
  • 1〜5が身長差がないチーム
  • 相手オフェンスのスクリーナーがビックマンでないこと

Switchをするのに、おすすめなチームはまず1〜5まで身長差があまりないチームになります。
これなら、誰が5をマッチアップしても身長で不利な状況を作ることが少なくなります。

次が、相手チームのセンターがビッグマンでない場合です。
特に、上からボールを簡単に入れることができるほどのビッグマンを相手にするなら、スイッチは危険な場合がります。

もちろん連携で解決できる部分もありますが、2−2の状況ではかなり不利になりますね

まとめ

MASATO
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今回は、ピックアンドロールの守り方についてまとめてみました。
現代バスケットの守り方において、Switchはかなり取り入れられてきています。


特に、強度の高い守備をボールマンにかけ続けたいのなら、かなり有効的な守り方です。
ただ、コミュニケーションやタイミングなど、これを実行するのに複数のスキルが求められます。

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